思考に影響する精神病とは

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症状が見られたら行うこと

ストレス社会と言われている現代、うつ病や双極性障害のような精神疾患を患ってしまう人が増えてきました。これらの病気は、主に精神面に症状が現れます。中でも、特徴的なのが奔逸と呼ばれる症状です。奔逸とは、様々な思考が次から次へとあふれてきて止まらない状態のことを指します。あふれる思考は一つのことについてではなく、現在考えていることと関係のないことについても次々と考えてしまうので、言動が二転三転したりするのが特徴です。もともと考えるべきことから話がそれ、聞いている方もついていけなくなります。この症状は、特に双極性障害の躁状態のときによく見られます。また、逆に一つの考えが渋滞して進まない、思考が停止している状態が続くのが、鬱状態のときに見られる特徴です。このような奔逸と思考停止状態が繰り返されると、次第に現実と妄想の区別がつかなくなり、統合失調症になってしまう危険性もあります。また、その思考障害によって生まれた妄想や考えを追い払うことが出来ず、自分や他人を追いつめる脅迫思考になると、脅迫神経症を招く場合があります。このような症状がみられる場合は、すぐに心療内科や精神科を受診すると良いでしょう。一度症状が現れると、自分や周りがコントロールするのは難しくなります。医師や薬の力を借りて少しずつコントロールしていくことで、次第に症状は落ち着いていくでしょう。大切なのは、病気だと認めることです。そこに気づくことが出来れば、適切な治療を受けられ健康を取り戻すことが可能になります。

家族や身近な人に奔逸の症状が現れたときはどのように対処すれば良いでしょうか。まず、大切なことは行動を抑制してあげることです。奔逸の症状が悪化すると、急に他人を攻撃しようとしたり、知らない人に急に話しかけたりといった衝動行動が見られます。他の人に迷惑をかけないためにも、行動を抑制出来るように心構えておきましょう。また、言動や行動について真剣に取り合わないということも大切です。奔逸の症状がみられる人の言動は、本心でないことが多く、また妄想や突拍子もないことを言ったりもします。一つ一つに丁寧に対応していると、対応している側も少しずつ病んできてしまい、もらいうつと呼ばれるような病気になってしまう危険性もあります。健康なままの心と体を守るために、あまり神経質にならずに患者と向き合い、話すことは聞き流してあげるというスタンスを保つことがおすすめです。また、気づいたらすぐに病院へ連れていくようにしましょう。病院で適切な治療を受けることで、症状は緩和させることが出来ます。具体的には、抗うつ剤と呼ばれる特殊な薬を使った投薬治療を中心として進めていきます。抗うつ剤を服用することで、心が落ち着き、安定するようになります。また、場合によっては睡眠薬などの薬を処方されることもあり、併用することで質の良い眠りが約束され、落ち着いた思考を取り戻せる可能性も高まります。重要なことは、諦めず根気よく治療を続けることです。一進一退を繰り返しますが、続けることで必ず健康を取り戻すことは出来ます。

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